小説「日の暮れる里、日暮里」 〜第2話、遅刻〜


翁「猫がみゃあみゃあと鳴きましてね」
執事「はい」
翁「犬はよだれを垂らしていました」
執事「はい」
翁「それでですな...」
執事「はい」
翁「ああ、わからん!もう、わからん!」
執事「はい」
翁「なぜですの!なぜですの!なぜですのん!」
執事「はい」
翁「竹の花というのは」
執事「はい」
翁「120年に一回花を咲かします」
執事「はい」
翁「そのあと枯れます」
執事「はい」

 

山口は目を覚ました。
「みゃあ」
もう16時である。
山口は会社に電話した。

 

上司「今起きた?もう16時なんだけど」
山口「はい」
上司「夜更かしでもしたの?」
山口「はい。朝までニコニコ動画観てて...」
上司「寝たのは何時?」
山口「11時です」
上司「11時にはもう俺仕事してたなあ(遠い目)。定時、10時だよね?」
山口「はい」
上司「今から会社来る?」
山口「17時頃行って定時の18時まで働きます。そのあと飯でも行きましょうよ」
上司「しょうがないなあ」
山口「ごちそうさまです!」
上司「おごるって言ってないからな!」